顔面のお悩み
「鏡を見たら顔が歪んでいる気がする」「しゃべりにくい・笑いにくい」「顎がカクカク鳴って食べづらい」
そんな顔の症状、思い当たることはありませんか?
顔の筋肉や神経は非常にデリケートで、ストレス・姿勢・噛み癖・神経圧迫など、さまざまな要因でバランスを崩してしまいます。
原因不明の痛みや違和感の正体が、実は顎関節や首・頭の歪み、神経の炎症にあることも少なくありません。
今回は、顔の不調に関係する代表的な疾患や症状について、詳しくご紹介します。
こんな症状でお悩みではありませんか?
- 顔が動かしづらい、ゆがんで見える
- 口が開きづらい・顎が痛い
- 表情が不自然に感じる
- 顔や顎に原因不明の痛みがある
- 顔の左右差が気になる・写真写りが悪くなった
顔の症状に関わる主な疾患や状態
① 顔面神経麻痺(がんめんしんけいまひ)
概要:
顔の筋肉を動かす「顔面神経」が何らかの原因で炎症や圧迫を受け、片側の顔が動きにくくなる状態です。
「ベル麻痺」や「ハント症候群」が有名です。
症状の特徴:
- 片側の顔がゆがむ/動かしにくい(例:笑えない、まばたきできない)
- 額にしわが寄らない/口角が垂れる
- 味覚異常や耳鳴り、耳の痛みを伴うことも
- 急性発症が多い
こんな方に多い:
- 風邪やウイルス感染の後に出ることがある
- 強いストレス・疲労が引き金になる場合も
- 顔まわりの血流・神経圧迫が背景にあることも
当院での対応:
顔の筋肉の動きや左右差、首〜頭蓋の緊張バランスを整える施術で、回復の促進をサポートします。
② 顎関節症(がくかんせつしょう)
概要:
顎の関節(耳のすぐ前)やその周囲の筋肉に不具合が起こり、口の開閉がスムーズにできなくなる状態です。
症状の特徴:
- 口を開けると「カクッ」「ゴリッ」と音が鳴る
- 食事や会話時に顎が痛む/動かしにくい
- 顔の片側に違和感・だるさ・ズレ感がある
- 頭痛や肩こりを伴う場合も
こんな方に多い:
- 歯ぎしり・食いしばりのクセがある方
- 頬杖や片噛み(左右どちらかだけで噛む)習慣がある方
- ストレスや姿勢不良で顎に負担がかかる方
当院での対応:
顎関節や咀嚼筋、頸部・頭蓋のゆがみをソフトに調整し、負担を軽減する施術を行います。
③ 顔のこわばり・歪み・表情の左右差
概要:
表情筋のアンバランスや筋膜の緊張、頭蓋骨の微妙なズレにより、顔の左右差やこわばりを感じることがあります。
症状の特徴:
- 「なんとなく顔が引きつる」
- 鏡を見ると左右で目や口の高さが違う
- 笑った時に顔がこわばる・動きが不自然
- 肩や首のコリを感じやすい
こんな方に多い:
- 表情のクセ(片側だけで笑う・口元が偏る)
- 長年の噛みグセ、スマホ首などが原因に
- 自律神経の乱れや疲労の蓄積
当院での対応:
筋膜や筋肉の調整、頭部〜頸部の歪み矯正により、自然な表情の回復を目指します。
④ 三叉神経痛(さんさしんけいつう)
概要:
顔の感覚をつかさどる「三叉神経」に沿って、強い電気のような痛みが突発的に走る神経障害の一つです。
症状の特徴:
- 顔の片側に「ビリッ」「キーン」と走るような痛み
- 洗顔や歯磨き、風が当たるなど、軽い刺激で激痛
- 数秒〜数十秒の短時間だが、繰り返し発作が起こる
- 慢性化すると日常生活に強い支障をきたす
こんな方に多い:
- 50代以上の方に多く、女性にやや多い
- 頭蓋や顎まわりの緊張、ストレスが関係することも
当院での対応:
三叉神経の通り道にある筋肉や頭蓋骨の圧迫を緩和し、神経への負担を減らす施術を行います。
顔の症状は身体のバランスから
顔は単独で機能しているのではなく、首・頭・顎・肩・姿勢など、全身のバランスの中で調和しています。
そのため、顔の症状であっても全身の姿勢・筋膜・神経の調整によって改善の糸口が見つかることも少なくありません。
お悩みの方は是非一度ご相談ください。