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不眠症・睡眠障害

「寝つけない」「夜中に何度も目が覚める」
そんな不眠の悩みを抱えていませんか?

現代社会では、不眠に悩む方が年々増加しています。
厚生労働省の調査によると、日本人の5人に1人が何らかの睡眠の問題を抱えているとも言われています。

不眠症とは、「睡眠時間が十分でない、または眠っても疲れが取れないなど、日常生活に支障をきたす状態」をいいます。

  • 入眠困難:布団に入っても30分〜1時間以上眠れない
  • 中途覚醒:夜中に何度も目が覚め、再び眠れない
  • 早朝覚醒:朝早く目が覚め、そのまま眠れない
  • 熟眠障害:寝たはずなのにぐっすり眠った感じがしない

これらの症状が該当する場合、不眠症や睡眠障害の可能性があります。

▶ 心因性(精神的ストレス)

  • 仕事・家庭・人間関係のストレス
  • 心配ごと・不安・抑うつ状態
  • 考えすぎて眠れない「脳の過活動」

▶ 身体的要因

  • 頭痛・肩こり・腰痛・更年期障害などの不快症状
  • アトピーや喘息などの慢性疾患
  • ホルモンバランスの変化(特に女性に多い)

▶ 生活習慣

  • 寝る前のスマホやパソコン(ブルーライト)
  • 夜型生活・夜食・カフェイン・アルコール摂取
  • 運動不足や昼寝のしすぎ

▶ 薬物・アルコールの影響

アルコールによる一時的な眠気→中途覚醒の原因に

睡眠導入剤や抗うつ薬の副作用

▶ 不眠に関連する疾患・症状

うつ病・自律神経失調症:不眠は代表的な初期症状の一つ

更年期障害:ホットフラッシュや情緒不安で寝つきにくくなる

慢性疼痛症候群:身体の痛みが不眠の原因に

認知症:高齢者の不眠の背景として増加傾向

東洋医学では不眠を「神(しん)の不安定」「心肝不交」などの状態ととらえます。
心身のバランスや“気・血・水”の乱れが睡眠を妨げると考えられています。

東洋医学の代表的な不眠タイプ

タイプ症状
心脾両虚(しんぴりょうきょ)神経が過敏で、疲れているのに眠れない、夢が多い
肝火上炎(かんかじょうえん)イライラ・怒りやすい・寝つきが悪い
腎陰虚(じんいんきょ)更年期以降、寝汗・ほてり・口渇などを伴う
気血両虚(きけつりょうきょ)体力低下・貧血・冷え・眠りが浅い

自律神経を整える鍼灸治療

鍼灸では、交感神経と副交感神経のバランスを整え、心身をリラックス状態へ導きます。

  • 頭部・顔面・手足への鍼で「脳の興奮」を鎮める
  • お腹や背中のツボで「内臓の疲れ」をケア
  • 耳まわりのツボで副交感神経を刺激し、安心感と鎮静効果を高めます

◆ 寝る前のルーティンを決める

  • 軽いストレッチや深呼吸
  • 白湯やノンカフェインのハーブティー
  • 音楽やアロマ(ラベンダー・カモミールなど)も効果的

◆ スマホ・PCは就寝1時間前にはOFF

ブルーライトは脳を覚醒させてしまいます。

◆ 朝は決まった時間に起きて朝日を浴びる

体内時計がリセットされ、夜も自然と眠くなります。

不眠は「心と体からのサイン」です。
無理に薬で眠らせるのではなく、本来の眠る力を引き出すことが本質的な解決です。

鍼灸や整骨によるアプローチは、副作用もなく、体にやさしい自然な療法。
日々の疲れ、ストレス、自律神経の乱れが気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

あなたに合った「眠れる体づくり」を全力でサポートいたします。

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