月経痛・生理不順・PMS
「毎月、生理痛で鎮痛剤が欠かせない」
「生理周期がバラバラで不安」
「PMSで気分の浮き沈みが激しい」
このようなお悩みの方が増えております。
生理に関する症状も人により個人差があります。
- 月経痛(生理痛):下腹部や腰の痛み、頭痛、吐き気、だるさ
- 生理不順:周期がバラバラ、3ヶ月以上生理が来ない、経血量が少ない・多すぎる
- PMS(月経前症候群):生理前のイライラ・不安・情緒不安定・むくみ・乳房の張り
- 無月経:3ヶ月以上生理が来ない/20歳を過ぎても初潮が来ない
これらの不調は、ホルモンバランスや自律神経、血流や冷え、精神的ストレスなど複合的な原因が関係しています。
月経に関する不調は、単なる「一時的な症状」ではなく、体と心からのサイン。
鍼灸では自然なアプローチで生理にまつわる症状に効果的です。
こんな症状でお悩みではありませんか?
月経痛の原因
- 子宮の収縮が強すぎる(プロスタグランジンの過剰分泌)
- 子宮内膜症・子宮筋腫・腺筋症などの器質的疾患
- 骨盤のゆがみや血行不良による循環障害
生理不順・無月経の原因
- ホルモン分泌の異常(視床下部・下垂体・卵巣の連携不全)
- ストレスや体重の急激な変化(ダイエット・過度な運動)
- 更年期障害、甲状腺疾患、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)
PMSの原因
- 黄体ホルモン(プロゲステロン)の変動に脳が過敏に反応
- 自律神経の乱れ、セロトニン不足、血糖値変動など
東洋医学でとらえる「月経の不調」
東洋医学では、女性の健康は「血(けつ)」と「肝(かん)」のバランスに深く関係していると考えます。
タイプ | 東洋医学的な原因 | 症状例 |
---|---|---|
血虚(けっきょ) | 血が不足して子宮に栄養が届かない | 月経量が少ない、立ちくらみ、不眠、顔色が悪い |
気滞(きたい) | ストレスで気の流れが滞る | 月経前のイライラ、張るような痛み、PMS |
瘀血(おけつ) | 血流が滞って冷えている | 月経痛が強い、レバー状の経血、しこり感 |
腎虚(じんきょ) | 生命力やホルモン系の低下 | 周期の乱れ、不妊、更年期症状、腰のだるさ |
鍼灸では、このような体質を見極めて、根本改善を目指す施術を行います。
ホルモンバランスを整える
- 自律神経と内分泌系に働きかけるツボを刺激し、卵巣・子宮の機能を整える
- 生理周期に合わせた「周期調整法」で、月経全体をコントロール
血流・冷えの改善
- 骨盤内の血流促進、冷えの除去で子宮環境を改善
- 生理痛・PMSの緩和や排卵の正常化にも効果的
自律神経の安定化
イライラ・不安・情緒不安定などの精神症状に対し、副交感神経を優位にする施術を行います
首の症状、放っておかずに早めの対処を
◆ お腹・足元を冷やさない
- 冷たい飲食物は控え、温かいお茶・湯たんぽ・腹巻を活用
- 足首・お腹・仙骨まわりの保温がとても大切
◆ ストレスをこまめに発散
- ウォーキング、深呼吸、日記などで心の整理を
- スマホ・SNSの見すぎは自律神経を乱します
◆ 食生活の見直し
特に【黒豆・なつめ・レバー・ごま】は女性におすすめの食材です
血やホルモンを作る栄養素(鉄・たんぱく質・ビタミンB群)をしっかり摂る
生理の不調は「体からのメッセージ」
生理痛やPMSは、「女性だから仕方ない」ものではありません。
体を整えることで、本来の自然なリズムを取り戻すことができます。
鍼灸治療がおすすめですので、是非一度ご相談ください。